このサイトはボードゲーム「ワイナリーの四季」を遊んだことをきっかけに、僕が学んだワインの基礎知識や飲んだワインの感想、ワイナリーの四季のプレイ日記をまとめたものです。

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参考

このブログの記事は以下の書籍を参考にしました。

画像利用

オーストラリア

オーストラリア

主に南部。温暖な地中海性気候に恵まれ、土壌は石灰質で水はけもよい。生産地域が広いので収穫量や品質が安定。

代表産地

  • ヴィクトリア州
  • 南オーストラリア州
  • ニューサウス・ウェールズ州
  • 西オーストラリア州
  • クイーンズランド州
  • タスマニア州

シラーズの評価が高い。

オリ

オリ

ワインにおける「オリ(澱)」とは、ワインの成分が熟成の過程で結晶化したり、沈殿したりした固形物のこと。 主に赤ワインでよく見られるが、白ワインにも発生することがある。

オレンジワイン

オレンジワイン

白ワイン赤ワインロゼワインに続く「第4のワイン」として、近年注目を集めているワイン。 柑橘類のオレンジを使って造るわけではない。 白ブドウを使って、赤ワインと同じ醸造方法で造られることが最大の特徴

製法

白ワインは、白ブドウを収穫後、すぐに圧搾して果皮や種を取り除き、果汁のみを発酵させて造られる。そのため、色は淡く、渋み(タンニン)はほとんどない。 一方、オレンジワインは、白ブドウを破砕し、果汁、果皮、種子を一緒に漬け込んで発酵させる。 この「果皮と一緒に漬け込む」工程は赤ワインの醸造方法と同じ。この醸造により果皮に含まれる色素やタンニン、旨味成分がワインに抽出され、独特のオレンジがかった色合いと複雑な風味が生まれる。

カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨン

ワインの品種

赤ワイン

主な産地

ボルドー、トスカーナなど

味の特徴

フルボディ、辛口

香りの要素

ブラックベリー、カシスなど

概要

代表的な赤ワイン用ブドウ品種の一つ。 ソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・フランとの自然配合によって誕生した。 収穫まで時間がかかり、収穫量も多くないが、品質が良いのが特徴。 「これぞ赤ワイン」という味わいでビギナーにもおススメ。

サンジョヴェーゼ

サンジョヴェーゼ

ワインの品種

赤ワイン

主な産地

イタリア、南北アメリカなど

味の特徴

タンニンの渋み、酸味 熟成するとコクが出る

香りの要素

ローヌ:スミレ、皮革 オーストラリア:プルーン、ビターチョコ

概要

イタリアでもっとも有名なブドウ品種。 南北アメリカ大陸でも栽培されている。 そのため、イタリア起源のブドウ品種の中では唯一国際的な品種。 トスカーナで最もポピュラーな「キャンティ」はサンジョヴェーゼで作られる。 「スーパートスカーナ」もこの品種を中心に作られている。

シェリー酒

シェリー酒

スペイン南部のアンダルシア地方、特にヘレスとその周辺地域で造られる、独特の製法を持つ酒精強化ワイン。ポルトガルのポートワイン、イタリアのマルサラワインと並んで「世界三大酒精強化ワイン」の一つに数えられる。

酒精強化ワインとは

通常のワインは、ブドウ果汁を発酵させて造られるが、酒精強化ワインは醸造の途中でアルコール度数の高いブランデーなどを添加する。これによりアルコール度数が高まり(シェリー酒は通常15〜22度)、ワインの保存性が高まるとともに、独特の風味や甘みが生まれる。

シャルドネ

シャルドネ

ワインの品種

白ワイン

主な産地

ブルゴーニュ、シャンパニュー、チリ、長野

味の特徴

すっきりした酸味 豊かな果実味

香りの要素

ライム、パイナップル

概要

世界で最も知られた白ワイン用ブドウ品種。 冷涼な気候の下で栽培されるが、適応力の高さから、オーストラリアアメリカなど世界中で栽培されるように。 栽培地域が広がったため、一口にシャルドネと言っても、酸味のあるものからトロピカルフルーツのようなものまで、地域の気候より味わいは様々。 ブルゴーニュのシャブリが有名。 シャルドネ単品種からなるシャンパンは「ブラン・ド・ブラン」(白の中の白)と呼ばれる。

シャルマー方式

シャルマー方式

「タンク方式」「密閉タンク方式」とも呼ばれとも呼ばれる、シャンパーニュ方式、に比べてより短期間で大量生産できる効率的な製法。

製法

  1. まず、ベースとなるスティルワイン(泡のないワイン)を大きな密閉式タンクに入れる。
  2. このタンク内で、糖分と酵母を加えて二次発酵を促す。発生した炭酸ガスはタンク内に溶け込み、泡となりる。
  3. 二次発酵後、酵母を取り除き、圧力下で瓶詰め。

特徴

  • 泡: シャンパーニュ方式に比べると泡はやや大きめで、持続性は劣る傾向がある。
  • 味わい: 酵母と接触する時間が短いため、ブドウ本来のフルーティーでフレッシュな香りが際立る。
  • コストと時間:大規模なタンクでまとめて製造するため、時間とコストを抑えられ、比較的安価なスパークリングワインに用いられる。

主なワイン

  • プロセッコ(イタリア)
  • ランブルスコ(イタリア)
  • 多くのドイツのゼクト
シャンパーニュ方式

シャンパーニュ方式

「トラディショナル方式」「瓶内二次発酵方式」とも呼ばれる、手間とコストがかかる高級な製法。

製法

  1. まず、ベースとなるスティルワイン(泡のないワイン)を造る。
  2. このベースワインを一本一本の瓶に詰め、糖分と酵母を加えて、王冠で密閉する。
  3. 瓶の中で再びアルコール発酵(二次発酵)が始まり、このときに発生した炭酸ガスが液体に溶け込み、泡となる。
  4. 発酵が終わった後も、オリと一緒に瓶内で長期間熟成させる。これにより、パンやブリオッシュのような独特の香ばしい風味(イースト香)が生まれる。
  5. 熟成後、瓶口に澱を集める作業(動瓶)を行い、瓶口を凍らせて澱を取り除く(デゴルジュマン)。
  6. 最後に、減った分を補い、糖分調整のためのリキュールを加えて栓をする。

特徴

  • 泡: 泡がきめ細かく、持続性が高い。
  • 味わい: 複雑で深みがあり、イースト香や熟成香が感じられる。
  • コストと時間: 1本1本手作業で行う工程が多く、時間とコストがかかるため、高価なスパークリングワインに用いられる。

主なワイン

シラー

シラー

ワインの品種

赤ワイン

主な産地

ローヌ、オーストラリアなど

味の特徴

フルボディ 濃厚でスパイシー

香りの要素

ローヌ:スミレ、皮革 オーストラリア:プルーン、ビターチョコ

概要

フランスのコート・デュ・ローヌ地方を原産地とする。コート・デュ・ローヌはボルドーやブルゴーニュと並ぶワイン御三家の一つ。 オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれる。最重要品種。