フランス
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生産量、輸出量、品質とも世界一 フランスを買っておけば安心。なぜなら、1935年に生まれたAOC法(格付け法)が厳格に品質を担保。 土壌、地勢、気候すべてがワインに適している。 大西洋に近い「ボルドー」とスイスの西側「ブルゴーニュ」がまったく異なる個性を持ちながらもフランスワインの典型的な魅力を備えている。
ボルドー
- 世界でもっとも有名なワイン産地の一つ。AOCワインの4分の1を生み出している。
- 高級ワインからリーズナブルなワインまで。
- ボルドーはジロンド川の「左岸」「右岸」で分けられる。
- 左岸はカベルネ・ソーヴィニヨンのような重厚で渋みのある超熟ワイン
- ボルドー左岸のワインは出荷仕立てはタンニン(渋み)が支配的で飲みにくい場合がある
- 右岸はメルローのような果実味ある柔和なワイン
- 左岸はカベルネ・ソーヴィニヨンのような重厚で渋みのある超熟ワイン
メドック
- 赤ワインの聖地
- 世界5大シャトー(ワイナリー)のうち4つがメドックにある
- ラフィット
- マルゴー
- ラトゥール
- ムートン
グラーヴ
- グラーヴは「砂利」の意味。グラーヴの畑は砂利でおおわれている
- 辛口白で有名
- 赤ワインも有名
- 世界5大シャトー(ワイナリー)のうち1つ"ブリオン"を有す
ソーテルヌ
- 貴腐ワインの世界最高の醸造地
ボルドーの赤ワイン格付け
メドックの格付けがもっとも有名。 グラン・クリュ・クラッセ(Grand Cru Classé)と呼ばれ、1855年のパリ万博のために、当時の取引価格と評価を基準に制定された。第1級から第5級、その下にブルジョワ級がある。この格付けは現在もほとんど変更されていない。逆に言えば、下の級でも美味しいワインはたくさんある。
第1級: 5つのシャトーが君臨する最高峰の格付け。
- シャトー・ラフィット・ロートシルト
- シャトー・ラトゥール
- シャトー・マルゴー
- シャトー・オー・ブリオン
- シャトー・ムートン・ロートシルト(1973年に第2級から昇格)
シャンパーニュ
- シャンパンと呼ばれるのはシャンパーニュ産のみ。それ以外の地域では「スパークリングワイン」と呼ばれる。
代表産地
- モンターニュ・ドゥ・ランス
- ヴァレ・ドゥ・ラ・マルヌ
- コート・デ・ブラン
ブドウの種類
ドン・ペリニョン
ベネディクト派の修道僧。シャンパンの発明者。発酵中のワインを瓶詰めして放置したら偶然シャンパンができた納豆みたいだな
シャンパーニュ方式の元ネタ。シャンパーニュ地方で作っても、製法がシャンパーニュ方式でなければシャンパンは名乗れない。
ブルゴーニュ
- ボジョレーやシャブリが有名。
- 複数のブドウ品種をブレンドして作られているボルドーに対して、単一品種で作られているのがブルゴーニュ。
代表産地
- シャブリ
- 辛口ワインの名産地
- コート・ドール
- ロマネ・コンティや、ナポレオンが愛したシャンベルタン、大デュマ(“巌窟王"や"三銃士"を執筆した作家)が心酔したモンラッシェなどはここで作られる
- コート・シャロネーズ
- 赤のメキュレイやジヴリー、白のモンターニ
- マコネー
- ブルゴーニュ最大の 白ワイン産地、優しい口当たりとフルーティな香り
- ボジョレー
- ボジョレーヌーヴォーほか、フルーティな赤ワインが有名
ラングドック、ルーション
- 少し前までは安価なハウスワインという印象だったが、最近急成長。
- フランスワインの生産量1位。
「品種名ワイン」の大成功でブレイク。 フランスの伝統や思想に背を向け、アメリカカルフォルニアで成功した技術を導入して栽培・醸造した”フランス産の新世界的ワイン”
コート・デュ・ローヌ
- フランス最古ブドウ栽培の歴史。
- ローヌ川沿いに南北に広がり、南部と北部で地質が異なるため、個性が異なる。
力強い赤、コクのある白
アルザス
- ドイツ国境近くにあり、ドイツワインの影響を受けている
- 歴史上幾度となくドイツ領とフランス領を行き来している
- 辛口白ワインが生産の9割を占める
ロワール
- 多種多様な土壌、ブドウ品種から生まれる個性的なワイン