セニエ法
ロゼワインの製造方法の一つで、赤ワインの製造工程を応用したもの。 赤ワインを造る際に、果皮と果汁を一緒に漬け込んで色や成分を抽出する過程で、まだ色が薄い段階の果汁の一部を抜き取って、それを発酵させてロゼワインにする製法。
特徴
- 色合い: 果皮に触れる時間が長いため、直接圧搾法で造られたロゼワインよりも色が濃く、鮮やかなピンクや濃いサーモンピンクになる傾向。
- 味わい: 果皮からの抽出時間が比較的長いため、果実味がしっかりとしており、タンニンも感じられる、ボディのしっかりとした味わいになる。
ロゼワインの製造法には、このセニエ法の他に、黒ブドウを白ワインのようにすぐに圧搾して造る直接圧搾法などがある。セニエ法は、直接圧搾法よりも濃い色合いとしっかりとした味わいのロゼワインが生まれるのが特徴。
備考
フランス語の “saignée” は「血を抜く」という意味。