初プレイ者にゲームを伝える難しさ
この日は友人に誘われて、某区民センターに行ってきました。会議室を貸してくれるサービスを利用して、各自がボードゲームを持ち寄り、様々なボードゲームを遊びました。シンプルなカードゲームから指先の繊細さが問われる小物を使ったゲームなど、普段プレイしないゲームをたくさん遊ぶことができました。 しかしその中でも僕の持ってきたワイナリーの四季は随一の「重ゲー」でした。
今回はじめて未プレイの人たちにワイナリーの四季の遊び方を伝えたのですが、そのプレイ結果と遊び方のレクチャーの反省点があったので、そちらをここに記しておきます。
まず、今回は拡張(トスカーナ)ではなくエッセンシャルエディションを遊びました。トスカーナのほうがゲームとしては面白いと思いますが、販促などの要素が加わっているので、初めにプレイするならシンプルなほうが理解しやすいと思ったからです。
まずはゲームの背景を語ります。こういう導入が大事なのですw両親から引き継いだボロいワイナリーを、人気のワイナリーに蘇らせるのがこのゲームの目的です。
そして次にルールを説明しました。しかしここで反省。私のルールの理解に誤りがありました。家に帰ってから「本当にこのルールで合っているのかな…」と調べたら、こちらのブログによると、起床順7を選択すると”季節労働者を受け取る”と書かれていますが、こちらはこの先ずっと使えるわけではなく(それだと強すぎますよね^^;) その季節の夏から利用できるが、1年が終了したらいなくなる(タイミーのような存在ですねw)が正しいルールでした。
次に、夏にやれること、冬にやれることをそれぞれ説明したのですが、ここでも反省点がありました。僕は「農耕馬を建設できる」ことは敢えて解説しませんでした。農耕馬はテクニカルなので、初プレイの人に説明すると混乱するのでは、と思ったからなのですが、プレイを続けていく中で、“夏にも収穫したい"と参加者が言うようになり、後付けの形で農耕馬という要素があることを説明しました。これはアンフェアでしたね。最初から説明するべきでした。
最後に、今回はハンディキャップとして、僕は0点、他の人は10点のハンデをもってゲームを行ったのですが、勝利点20点というのはしっかり計算されて作られているのですね。あるプレイヤーがひたすら畑/ブドウ売買をおこない、最初に季節労働者を置いたボーナスである勝利点1点をゲットを続けることに加え、訪問者カードを使うことで、20点に簡単に到達できてしまいました。 まったくワインを出荷しなくても勝利できてしまうのはワイナリーを作るゲームとしてどうなの?wって感じですものね(実際エッセンシャルエディションはワインを出荷するよりも他の方法で勝利点を稼ぐほうが勝ちやすい、というバランスでした。これはトスカーナでは調整されています)
ただ、最後のターンでワインを出荷した他プレイヤーによって劇的逆転勝利が決まりました。みんな楽しんでくれたようでよかったです。次遊ぶ機会があれば、トスカーナをプレイしたいですね。
