ワイナリーの四季トスカーナ

ワイナリーの四季トスカーナ
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「ワイナリーの四季トスカーナ」はワイナリーの四季の最初の拡張です。 1つの大きな拡張(ボード拡張)と、2つの小さな拡張(特殊施設、特殊労働者)で構成されています。

大きな拡張(ボード拡張)

個人的にはワイナリーの四季はエッセンシャルエディションから遊ぶのではなく、いきなりトスカーナ拡張を買って、このボード拡張をベースに遊んだほうが楽しいと思います。 下に挙げる要素以外にも細かいバランス調整があり、ルールもそこまで複雑化しないことから、トスカーナ(ボード拡張)でゲーム「ワイナリーの四季」は完成した感があります。 しかし、ボードゲームカフェやよそのお宅に大きな箱を2つ持っていくのはたいへん。エッセンシャルエディションの箱に拡張のボードやコンポーネントが入らないか、今度調べてみます。

春と秋もアクションできるように

最大の変更点。エッセンシャルエディションはアクションは夏と冬しかできませんでしたが、春と秋もアクションができるようになりました。これにより選択肢が広がりました。その分悩むことも増えました。

起床順のルール変更と報酬の変化

無印は早起きが強いバランスとなっていますが、起床順1を得るにはその前の年は起床順7(最後)を選択する必要があるようにルールが変わっています。また、起床が遅い場合のボーナスが強力になり、戦略性が増しました。

販促アクションの追加

イタリアの各都市に自分のワイナリーの販促活動を行います。ゲーム終了時に都市で他のワイナリーより抜きんでて販促していた場合勝利点がもらえます。考慮することが増えました。勝つためにはワイナリーそのものの価値に加えてブランディングも重要ということですね。

バルクワインの販売

出荷カードを持っていなくても、各種ワインを出荷できるようになりました。出荷カードに比べてもらえる勝利点は少なめですが、勝利への新しいルートができました。エッセンシャルエディションは秋に無条件に訪問者カードをもらえましたが、トスカーナはそのルールは無くなったので、結果としてトスカーナはワイン作りが強化されました。

小さな拡張(特殊施設)

強力な効果を持つ特殊施設を立てることができます。特殊施設は山札から引くためランダムなのと、立てられるエリアが限られていること、新たに立てたくても場所がない場合、既存の施設を壊すためにも労働者が必要なことから、悩ましいです。また、効果が大きいのでゲームが大味になり、効果が複雑なのでプレイングミスを呼び込むので、個人的にはあまり良い印象のない拡張です。

小さな拡張(特殊労働者)

特殊労働者はその名の通り通常の労働者とは異なる特殊な能力を持つ労働者を使うことができるルールです。11人の特殊労働者からランダムで利用できる特殊労働者を選択します。特殊施設と比べてボード上の操作がシンプルで分かりやすく、効果も特殊施設ほどダイナミックではないので、おススメです。