ワインの開け方

1. キャップシールのカット

ワインの瓶口を覆っているキャップシールを外す。 ソムリエナイフのナイフ部分を使い、瓶口の盛り上がった部分（リップ）のすぐ下を、グルリと一周させてカット。

シールの上部を切り取り、剥がす。

2.スクリュー（らせん状の刃）をコルクに差し込む

ワインオープナーのスクリューを、コルクの中心にまっすぐ垂直に差し込む。傾いてしまうとコルクが崩れる原因になる。

3.コルクを引き抜く

スクリューを差し込み終えたら、テコやハンドルを使ってコルクを引き抜く。コルクの音を立てないように静かに抜くのがスマート。

4.瓶口を拭く

コルクを抜いた後、瓶口の周りを清潔な布巾で軽く拭く。コルクのカスやカビが付着している場合があるため、衛生的にも重要。

ワインオープナーの種類

ソムリエナイフ

特徴:

プロのソムリエが愛用、最も一般的で携帯性に優れる。 ナイフ、スクリュー、そしてテコの役割を果たすフック（レバー）の3つの機能が一体になっている。 てこの原理を利用するため、コルクを簡単に引き抜くことができる。

使い方:

1. ナイフでキャップシールをカット。
2. スクリューをコルクの中心に差し込む。
3. フックを瓶口に引っ掛け、てこの原理でコルクを半分ほど引き上げる。
4. フックをもう一段階奥に引っ掛け直し、残りのコルクをゆっくりと引き抜く。

ウィング式オープナー

特徴:

「ソムリエナイフは難しい」という初心者でも使いやすいタイプ。 スクリューを回すと、両側のハンドル（ウィング）が羽のように持ち上がる。 ウィングを両側から押し下げることで、簡単にコルクが抜ける。

使い方:

1. スクリューをコルクに差し込み、ハンドルを回す。
2. ウィングが完全に持ち上がったら、両方のウィングを同時に下に押し下げる。コルクが自動的に瓶から引き抜かれる。

スクリュープル式（レバー式）オープナー

特徴:

「レバー式」とも呼ばれ、力をほとんど使わずにコルクを抜ける。電動式も存在し、非常に手軽。

使い方:

1. オープナーを瓶口にセットします。
2. レバーを上下に動かすだけで、スクリューが自動的にコルクに刺さり、引き抜かれる。

空気圧式オープナー

特徴:

コルクに針を刺し、ポンプで空気を送り込んでコルクを押し出す。コルクを破損させずに開けやすい利点がある。

使い方:

1. 針をコルクの中心に差し込む。
2. 数回ポンプを上下に動かし、空気を送り込む。
3. 空気圧でコルクが少しずつ持ち上がり、抜ける。